グレーとライフ

東洋のベネチア『大澳』へフェリーで向かおう

2024.10.14

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この記事で分かること

  • フェリーを用いた大澳への行き方が分かる
  • バスとフェリーを比較した大澳へのアクセス方法が分かる
  • 大澳行きのフェリー乗り場や、船内の様子が分かる

ランタオ島の西部に位置する大澳[タイオー]。ランタオ島といえば香港ディズニーランドやゴンピン360などが有名な観光地として知られる中、大自然やアート、そして異国感を楽しむなら、大澳も見逃せません。

大澳へのアクセス方法は、意外と知られていませんが、時間も短く、費用も抑えられるフェリーがおすすめです。

目次

大澳へのアクセス方法(フェリーとバスの比較)

香港の都心部から大澳へのアクセス方法は大きく2つあります。一つ目はフェリーです。運航の本数は少ないですが、タイミングが合えば安く早く移動することができます。もう一つはバスです。こちらは本数も多く安価ではありますが、時間がかかることが難点です。

東桶~大澳までのアクセス(日・祝)

移動手段運行本数所要時間運賃
フェリー(Fortune Ferry)12 本/日33 分27 香港ドル(約 540 円)
バス(新大嶼山巴士)86 本/日52 分22.3 香港ドル(約 450 円)
ゴンピン 360 +バス(新大嶼山巴士)86 本/日(ゴンピン 360 は常時運行)49 分(25 分+ 24 分)214 香港ドル(195 香港ドル+ 19 香港ドル)(約 4,280 円)

下記が移動手段別のルート比較です。赤色の線がフェリーでの移動になります。

バスの利用は、安価で運行本数も多いため、時間に余裕がある人にはおすすめですが、下記のようなデメリットもあります。

  • 片道 1 時間かかるため、疲労が溜まりやすく、時間も浪費してしまう
  • 山道が続くため移動時間の楽しみが少ない
  • 行きと帰りが全く同じ経路となる

せっかくの旅行なので時間をかけず、かつ移動そのものも楽しみたいという方に、バスに代わるおすすめの移動手段はフェリーです。

片道が 30 分ほどなので移動時間を短縮でき、観光に時間を充てることができますし、海上を走るため、移動自体をアクティビティ感覚で楽しむことができます。

さらに、行きはフェリー、帰りはゴンピン 360 と複数の移動手段を組み合わせることで、ランタオ島西部を一周する用に移動でき、常に異なる景色を楽しむことができます。

本記事では、あまり他で紹介されていない、フェリーにスポットを当てて乗り方や船内の様子などをまとめます。

フォーチュンフェリーの公式サイトより、時刻表や運賃表が掲載されています。条件が合いそうであれば、ぜひフェリーでの船旅を楽しんでみてください。

フェリー乗り場へ行くまで

大澳へのアクセスについて詳しく説明します。

まずはフェリーターミナルへ行く必要があります。大澳行きのフェリーが出ている場所は、東涌・屯門などです。香港島や九龍など都心部に拠点を置いている場合は、東涌がアクセスしやすいでしょう。

東涌駅までは MTR で向かいます。MTR は時間帯や路線にもよりますが、2 ~ 5 分間隔で運行されているため、焦らずに乗車してください。

都心部から東桶駅までは MTR で約 30 ~ 40 分ほどかかります。

例として九龍島南部の油麻地駅から、東桶駅までのルートは下記のようなイメージです。

東涌駅についたらフェリー乗り場へ向かいます。

フェリー乗り場に小さな売店はありますが、それ以外にお店はほとんどないので、事前に買い物や食事が必要な場合は、MTR の東桶駅近辺で購入しておくことをおすすめします。

乗り場までは、徒歩で約 15 分ほどです。途中、「Ferry」と書かれた看板がありますので、それに従って歩いていくとたどり着きます。

フェリー乗り場は写真のようなイメージです。

東桶のフェリー乗り場のイメージ

フェリー乗り場に到着したら、出発の 15 分程前に到着しておくと余裕をもって乗船することができます。

事前の予約などはありませんが、船内がそこそこ広いので問題なく搭乗することができます。

もし早く着いたとしても、周囲にはカラフルな建物やベンチがあるので、散歩をしながら、ゆったりと流れる時間を満喫することもおすすめです。

写真のようなモニュメントがありました。

着いたのが朝だったので営業はしていませんでしたが、いくつかお店もありました。すべてのものがカラフルでインスタ映えスポットだらけでした。

フェリー乗り場の周囲のスポット

フェリー乗り場の周囲のスポット2

フェリーの乗船から下船まで

フェリーに乗船する際は、事前に切符を購入する必要はなく、出発の約 5 分前に乗り場に並ぶだけで大丈夫です。

運賃は現金またはオクトパスカードで支払うことができますが、現金だと時間がかかってしまうのでオクトパスカードがおすすめです。

オクトパスカードを利用する場合は、乗船時ではなく降船時にカードをかざします。

大澳までの途中、1 度、別のフェリー港(沙螺湾)に停泊します。途中駅では釣り人などが多く下船している印象がありました。

フェリーの船内について

船は屋内ではありますが、窓から外の様子を眺めることができるので、海上での爽快感を味わうことが出来ます。

発着時を除いて走行中はそれほど揺れませんでした。船酔いしやすいタイプの私でも、特に酔いませんでしたが、気になる方は事前に酔い止め等を服用しておくとよいと思います。

船内のイスは質素ですが、意外と快適でした。救命具も備え付けられており安心して乗ることができました。

また、船内にはトイレもあるのでもしもの時にも安心です。

私はゴールデンウィーク期間中に訪れましたが、日本人は見渡す限り一人もおらず、ほとんどが中国人でした。

至るところで中国語が飛び交っており、ここでも異国感を味わうことが出来ました。

以上が、東涌から大澳へのフェリーを利用したアクセス方法です。本数は少ないですが、時間が合えばスムーズに移動できます。MTR やバスでの移動が一般的な香港で、フェリーに揺られながら目的地に向かうのはいかがでしょうか。

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グレさん

20代のOL。出かける日には基本的に雨が降る。

私は引っ込み思案な性格なのですが、前々からブログを書くことに興味があったため勢い任せに初めてみました。あなたのお役に立てたら嬉しいです。