グレーとライフ

欲張りな人向け!台南日帰りモデル観光コース

2025.04.06

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この記事で分かること

  • 台南を1日楽しむ旅行計画を立てることができる
  • 一味違う台湾旅行の計画を立てることができる

日本から飛行機で4時間ほどでいける台湾は人気の海外旅行スポットです。台湾といえば「台北101」や「九份」などが位置する台北が定番で人気の観光地ですが、少し足を伸ばして台南の観光もとてもおすすめです。

台北から新幹線で1時間半ほどで、日帰りでも十分に楽しめるため、気軽に台湾旅行のプランに組み込むことができます。台北に比べると自然豊かなアクティビティが多く、またサバヒーや牛肉湯などの現地のローカルフードを楽しむことができます。日本語や英語が伝わりにくく、より海外の雰囲気を味わうことができる、そんな台南を目一杯楽しむことができる1日観光モデルコースをご紹介します。

観光スポットをたくさん盛り込んでおり、1日で周ると疲れるかもしれないので、気になるスポットを選んで旅行をお楽しみください。

目次

9 a.m.朝ごはんに「阿憨鹹粥」で台南名物のサバヒーを食す

台南に訪れた際のモーニングに一度味わっていただきたいのが「サバヒー粥(虱目魚)」と「揚げパン」です。 サバヒーとは別名「ミルクフィッシュ」と言われている白身魚で身が柔らかく淡白な味わいが特徴で、台南では朝ごはんにメジャーなローカルフードだそうです。

台南名物サバヒー

若干の生臭さはあるので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、個人的には想像していたよりもあっさりしていたので食べやすかったです。

メニューに英語や日本語の記載がないですが、「虱目魚肚粥」(120 元)と「油條」(10 元)を注文すれば写真の料理が提供されます。(観光客が頼むものは大体同じなのか、お店の人が手際よくジェスチャーで案内してくれるので迷わないと思います。)

台南の飲食店は基本的に水の提供がないので、飲み物は持参することをおすすめします。 こちらのお店は冷房の効いた店内ではなく、屋外テラスのようなところにテーブルとイスが並べられている形式のため、扇風機は回っていますが基本的には暑いです。くれぐれも熱中症にはお気を付けください。

「阿憨鹹粥」は新幹線の発着駅である台南駅より 1.5km(徒歩約 20 分)ほどの場所にあります。 台南駅からバスも運行していますが 1 番近いバス停からでも徒歩 10 分ほど歩く必要があるので、バスの時間などを調べて判断するのが良いと思います。 歩道はあまり整備されていないので、車に注意して通行する必要があります。また日陰がなく日差しも強いので、日傘や帽子などを携帯しておくと安心です。

  • 予算:1 人当たり約 130 元(日本円で約 590 円)
  • 営業時間:6:10 ~ 22:00
  • おすすめ度:★★★☆☆

11 a.m.「四草綠色隧道」で船旅をしながらマングローブの自然を楽しむ

朝ごはんを楽しんだら、次はマングローブを見ながらクルージングができるスポット「四草緑のトンネル(四草綠色隧道)」をご紹介します。

「四草綠色隧道」は台南駅から、バスで向かうことができます。バス停の停留所名は「台南火車站」から「四草生態文化園区」です。 本数があまり多くないのと、路線が複数あるので、GoogleMap などで最適な時間のバスを確認したうえで乗車することをおすすめします。

バス停からは徒歩で向かいます。途中で神社?みたいなものがあるので、時間があれば寄って行ってもよいかもしれません。

四草緑色隧道神社

受付でチケットを購入した後は待合室に案内されますが、乗船の時間が決まっている訳ではなく、並んでいると係りの人が順番に案内してくれるスタイルでした。

待合室では映像で注意事項などが流れていますが、日本語はおろか、英語の案内もなく内容は理解できませんでしたが、特に危険なアクティビティではないので、周りに合わせていれば大丈夫です。

船に乗ってからガイドの方が説明をしてくれているのですが、中国語なので何もわからず。。 ただ、現地の人はとても優しく、写真を撮ってくださったり、綺麗な景色を見たりできたので、体験してとても良かったなと思います。

マングローブクルージング1

日差しが強いので、童話かさじぞうで出てきそうな笠帽子をかぶって乗船します。

マングローブクルージング2

  • 予算:予算:1 人当たり約 200 元(日本円で約 900 円)
  • 営業時間:08:00〜16:30、30 名以上(人数が満たない場合は 30 分おき)で出航
  • 乗船時間:約 30 分
  • おすすめ度:★★★★☆

1 p.m.「阿財牛肉湯」でランチタイム

お昼ご飯には台南名物の「牛肉湯」をいただきます。四草綠色隧道からはバスで向かうことができます。バス停の停留所名は「四草生態文化園区」から「安平古堡」です。 人気店なのか、かなり混雑しており、待ち時間が発生している状況でした。

注文の仕方で注意しておくべきなのが、その場で直接注文するのではなく、用紙に記入した上で注文する必要があるということです。 注文用紙がお店の前に置いてあるので、頼みたいメニューにチェックを入れて注文列に並んでお会計をします。 勝手が分からず観光客感を醸し出していたら、心優しい現地の方がサポートしてくれました。

無事に注文が完了したと思えば、注文番号を呼ばれるときは中国語で呼ばれるのでよく聞く必要があり、受け取るまで気が抜けませんでした。中国語に自信のない方は、ご自身の注文番号の数字が中国語でどのような発音か調べておくとよいと思います。

「牛肉湯」(120 元)と「牛肉麺」(160 元)を注文し、どちらも優しい味でお箸が止まらなかったです。台湾では全般的に香辛料が効いている料理が多い中で、日本のうどんを食べているような感覚になるので、日本食が恋しくなった方にはとてもおすすめです。 味に飽きた場合には、セルフで数種類のタレを付け合わせできるので、味変を楽しむこともできます。 おすすめのタレを現地の人が教えてくれました、台南は優しい人が多いです。

台南名物牛肉湯

  • 予算:1 人当たり約 140 元(日本円で約 630 円)
  • 営業時間:12:00 ~ 22:00
  • おすすめ度:★★★★☆

2 p.m.「安平古堡」で台湾最古の城壁を見物

お昼ご飯でお腹を満たすことができたら、次は歴史的な建造物である「安平古堡」へ向かいます。 「阿財牛肉湯」のお店からは徒歩で向かうことができます。途中で屋台のようなお店が所狭しとならんでいるので、食べ歩きや夜食の買い出しなど寄り道をしながら向かうと、より楽しめます。

安平古堡内は台南には似つかわしくない(?)洋風な建物が多いな~と思っていたのですが、後々調べてみると、かつてオランダが貿易の拠点とするために建てられたお城の跡地だそうです。 現在の台湾の首都は台北ですが、かつては台南が首都機能を持っていた時代もあったようで、私が台南を訪れた際に最初に感じた印象「一昔前に栄えた街並み」は、あながち間違っていなかったなと思いました。

偶然だと思いますが、私が行ったときはヨーロッパ人の方が広場で陽気に楽器を演奏していたので、より一層ヨーロッパ気分を味わうことができました。

安平古堡

  • 入場料:1 人当たり約 70 元(日本円で約 315 円)
  • 営業時間:10:00 ~ 17:00
  • おすすめ度:★★★☆☆

4 p.m.「裕成水果行」の南国フルーツで小休憩

台南でぜひ召し上がっていただきたいのが現地の新鮮な南国フルーツを使用したスイーツです。 安平古堡から、裕成水果行まではバスで向かうことができます。バス停の停留所名は「安平古堡」から「郭総合医院」です。

台南は年間を通して温暖な気候であり、果物の栽培に適しているため、日本では食べる機会の少ない新鮮な南国フルーツを楽しむことができます。

「綜合切盤」(フルーツの盛り合わせ、150 元)と「正港新鮮牛奶芒果冰」(マンゴーかき氷、200 元)を注文しました。南国で暑くすぐにのどが渇くので水分の多いフルーツが体に染みわたりました。 日本では食べる機会のないフルーツ(結局何か分からないものもありました。。)を楽しむことができるのも、海外ならではで貴重な体験をすることができました。台南旅行をする際は是非訪れていただきたいおすすめスポットです。

裕成水果行の南国フルーツ

裕成水果行のマンゴーかき氷

  • 予算:1 人当たり約 175 元(日本円で約 790 円)
  • 営業時間:12:00 ~翌 1:00
  • おすすめ度:★★★★★

6 p.m.「花園夜市」で台南のローカルフードを楽しむ

台湾といえば現地のローカルフードを楽しめる夜市が有名です。 裕成水果行から花園夜市までは 2km ほど(徒歩約 30 分)ありますが、途中で神農街などの観光スポットもあるので、私は徒歩で向かいました。

台南の夜市は複数箇所あり、曜日によって開催される場所が変わります。花園夜市は木曜日・土曜日・日曜日に開催しているので、事前に確認の上、旅行プランを立てるのが良いと思います。

台南でも夜市を楽しめる場所はいくつかありますが、「北の士林、南の花園」と言われるほど、台南の中では最大規模の花園夜市は多くのお店がひしめきあい、行くだけでも異国感を味わうことができる楽しいスポットです。 主観ではありますが、台北最大規模の士林夜市と比べると、花園夜市は 1 か所にお店が密集している印象があり、短時間で多くのお店を回れるところがよいと思いました。

帰りの新幹線が迫っており、20 分程しか滞在できませんでしたが、余裕をもって 90 分ほどは時間を確保しておくと存分に楽しむことができると思います。

夜市では、キャッシュレス決済がまだ普及しておらず、現金を用意しておくと安心です。

花園夜市1

花園夜市2

  • 予算:1 人当たり約 150 元(日本円で約 680 円)
  • 営業時間:17:00 ~ 24:00
  • おすすめ度:★★★★★

まとめ

以上、台南の 1 日観光モデルコースでした。 私はとにかく予定を詰め込みたいタイプなので、かなりハードな観光コースをご紹介しました。バスなども利用しながら観光しましたが、1 日の総歩数は 29,000 歩でした、、!くれぐれも熱中症などには注意して、気になるスポットなどを厳選して旅行をお楽しみ下さい。

また、今回利用した金額は交通費なども含めて 1 人当たり約 900 元(日本円で約 4,050 円)でした。 余裕をもって 1,000 元ほど用意していると十分に楽しむことができると思います。

グルメはもちろんのこと、歴史的建造物や自然を楽しむことができる台南にぜひ足を運んでみてください。

以下、完全に余談ですが、台南旅行中に起きたプチ事件の話です。

花園夜市が楽しくて時間を忘れてしまい、帰りの新幹線に向かう最後のバスに乗り遅れてしまうというプチ事件が起きました。 走っても絶対に間に合わない、バスもない中で、駅に向かいつつ途中でタクシーに乗ろうと試みましたが、中々タクシーが捕まらず、やっとの思いで捕まえたところ日本語も英語も伝わらず 1 度話にならないと降ろされかけたのですが、Google Map を見せてなんとか駅に向かうことができました。(よく分からん外国人が急に乗り込んできたのに頑張って理解しようとしてくれた運転手に感謝・・)

電車出発の 3 分前に駅について安堵していたら、降り口専用の改札だったようで改札内に入れず、近くにいた駅員さんにも取り合ってもらえず、せっかく駅までこれたのに中に入れない・・と途方に暮れていたら近くにいたおっちゃんが少し離れたところにある入口専用の改札を指さしてくれたので、全力疾走で改札から駅のホームに走り、電車出発の 30 秒前になんとか辿り着くことができ、無事に台北に帰ることができました。時間には余裕をもって行動することが大事ですね。。

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グレさん

20代のOL。出かける日には基本的に雨が降る。

私は引っ込み思案な性格なのですが、前々からブログを書くことに興味があったため勢い任せに初めてみました。あなたのお役に立てたら嬉しいです。